X
    Categories: お役立ち情報

オナニー(自慰行為)とED(勃起不全)

ED(勃起不全)の症状には様々な種類があります。実はあまり知られてませんが、10代や20代に多くみられるEDの症状に「オナニーED」というものがあります。勘違いされやすいのですが、すべての10代や20代の人のEDに当てはまるわけではないので、不安な方はこちらでも紹介しているED専門のクリニックや医療機関で受診することをお勧めします。こういった場合でもバイアグラなどのED治療、ED治療薬は効果があります。今回はもしかしたら?というEDの症状についてです。

オナニーでEDとは

オナニーするときは勃起するが、いざ女性相手となると正常な勃起をしない、もしくはすぐに萎えてしまう症状です。
上記でも挙げた通り、特に若い世代の「習慣性がある」ところから治療が難しいという見解もあります。特定の性的刺激や嗜好でないと勃起しない状態で、心因性EDや膣内射精障害等とされています。
誤ったオナニーを続けることにより「オナニーED」に陥りやすくなり、陰茎部を強く握ったり、早く動かし過ぎたり、床などにこすりつけるなどのオナニー(床オナ)は陰茎部への刺激が強すぎるために起こります。

オナニーグッズでもなる?

最近、ディスカウントストアやドラッグストア、インターネットなどの通販・個人輸入代行でも男性用オナニーグッズで「オナホール」と呼ばれるものが販売されています。潤滑ローションを使い、締め付け具合なども考えられて好評らしく、際限なく快楽的な刺激を与えることができるようですが、やはり陰茎部への刺激が強すぎてしまいます。もし、これから性交の機会がある身なのであれば問題が生じてきます。

なぜオナニーやオナニーグッズの「強い刺激」がよくないのか

実際のところ女性の膣や愛液は、オナニーによる強い刺激やオナニーグッズ並の快楽をもたらすわけではないので、オナニーによる快感が女性との性交を上回ってしまうと、勃起したとしても「中折れ」「挿入しても萎えてしまう」「ピストン運動しても射精しない」という症状になります。

オナニーEDを避けるために

オナニーEDにならないために、オナニーEDを悪化させないためには、過剰な刺激を抑えることです。オナニーは自由に刺激をコントロールできますが、オナニーのし過ぎは習慣化することで強い刺激を求めがちになります。これにより女性との性交では物足りなくなり、結果として中折れなどにみられるEDの症状につながります。基本的にオナニーをする際は、性器に対する直接的・物理的な刺激を弱くし、アダルト雑誌やアダルトビデオなどによる過激な性的情報も極力避けてください。

オナ禁が効果的?

毎日オナニーをする習慣がある人は3日~7日に1回のオナニーをすることがおすすめです。これは「精子」と「テストステロン」に関係してます。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、精子は射精から3日で満タンになります。精子は満タンになったからと生成されなくなるわけではなく、普段通り生成され続けます。満タンになった後、古くなった精子は尿と一緒に排出されたり夢精することで体外に排出されます。精子の生成は爪が伸びたり髪の毛が伸びたりするのと同じように意思とは関係なく生成され続けるので、3日に1度の射精は精子の生成をスムーズに行われます。ただし、オナ禁の期間が1年や2年だからといって射精時の精子の量がものすごい量になるわけではありません。
また、テストステロンとは男性ホルモンの一種です。男性だと睾丸(精巣)で作られ、分泌されます。テストステロンは生殖器の発育や性欲の亢進だけではなく、体毛などの髭や髪の毛を太くし、骨を強化、筋肉量を増加させる働きがあります。つまり、男らしさを高めるホルモンです。

オナ禁をするとテストステロンはどうなるのか?

射精とテストステロンの関係による実験で、28人の男性を対象に射精後に毎日テストステロンの濃度を計測したところ、オナ禁から7日目まではテストステロンの濃度が高まり8日目以降は低下しているのがわかりました。適度(7日に1度)に射精の間隔をあけることでテストステロンの濃度を高めます。

テストステロンが減少すると?

テストステロンが男性的なホルモンであり、20歳をピークに減少していきます。これが過度に減少すると意欲や集中力が低下していき、新聞や本などの文字を読むことがつらくなったり、人間関係が億劫に感じたり、睡眠障害が出てきます。これらの症状が男性更年期障害(LOH症候群)となって現れます。他にも、善玉(HDL)コレステロールが減少することで内臓脂肪が増加、骨がもろくなったり、頭痛やめまい、頻尿などの症状が挙げられる中にEDの症状も挙げられます。(すべての人が発症するわけではありません)

テストステロンを増やすために

安定したテストステロンの分泌を促すために、生活習慣・食生活の改善やアルコール摂取の調整、運動習慣を身につけることの他に、上記のとおり7日間のオナ禁が挙げられます。

最後に

もし、こういった状態に陥ったとしてもバイアグラなどのED治療薬の効果は期待できます。性欲とED治療薬は密接な関係にありますので、ED治療薬を飲んで勃起したことにより性欲がついてくることもあります。「勃起したら興奮してきた」なんて男性は少なくないので、少しでもEDの症状で不安なことがあれば専門のクリニックや医療機関で相談することをお勧めします。