アバナの効果

バイアグラ(Viagra)やレビトラ(Levitra)、シアリス(Cialis)をまとめて三大ED治療薬と呼び、その名を世界中にとどろかせています。しかしED治療薬の研究は日々続いており、昨今では第4のED治療薬と呼ばれるものが出ています。
今回はその新たな特徴を持つED治療薬「アバナ(Avana)」についてです。

アバナとは

アバナは「ステンドラ(Stendra)」のジェネリック医薬品で、有効成分にアバナフィル(Avanafil)を持ちます。日本では認知度がまだ少ないアバナフィルですが、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)という日本の厚生労働省と同じような機関において2012年に認可を受けており、三大ED治療薬と同様にPDE-5阻害薬に分類され効果を発揮します。アバナは1993年に創設されたインドのサンライズ・レメディーズ社(Sunrise Remedies Pvt.Ltd)によって製造販売されています。また、サンライズ・レメディーズ社はWHO(世界保健機関)のGMP(医薬品などの製造品質に関する基準)に準じているため品質が高いことがうかがえます。その他にもED治療と早漏治療を兼ね備えた二つの成分をもつ合剤も扱っていますし、ED治療薬だけではなく睡眠薬や抗菌剤、鎮痛剤や抗生物質など広く医薬品の製造も手掛けています。

ステンドラとは

アバナの先発品であるステンドラは元々、田辺三菱製薬が開発していましたが2001年にアメリカのヴィヴス(Vivus)社に開発や販売権を移行したという経緯があります。上記の通りPDE-5阻害薬として作用するため、性的刺激によってcGMP(環状グアノシン一リン酸)が働き陰茎付近の血管を弛緩させて血流を促すことによって血管拡張が起こり、陰茎海綿体が膨張して勃起に至るのをED(勃起不全)になるとPDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)が過剰に酵素活性してcGMPを分解するため勃起に至る硬さにならなかったり、途中で萎えてしまいます。PDE-5阻害薬の働きは、単純にこのPDE-5が活性化してcGMPを分解してしまう状態を阻害します。このことによりスムーズにcGMPが働くため血管拡張による勃起が促進されます。

アバナの服用・飲み方と効果

服用から約15分ほどで効果が表れる超即効型のED治療薬で、三大ED治療薬のレビトラと同等かそれ以上の速さだと言えます。硬さの面に関してはバイアグラなどと比べるとやはりマイルドな硬さになりますので、硬さを求められる方はバイアグラが第一選択薬になります。ただし、いざという時にバイアグラやシアリスだと服用からの効果発現に時間がかかるため、アバナのような超即効型ED治療薬をポケットに忍ばせておくことで急な予定もこなせます。服用の際は空腹時に水かぬるま湯で服用し、約6時間~8時間効果が持続するためバイアグラの持続時間とほぼ同じになります。

ED治療薬における注意

よく口コミサイトや通販サイトなどで見かける文言で「勃起剤」や「興奮剤」などの記載がありますが「性欲・精力剤」の類ではない為、バイアグラや他のED治療薬を飲んだだけでは勃起するということはありません。基本的には上記の様に「性的刺激」などの「性的興奮」が加わることによって、あくまで勃起するのを「補助する」という作用になります。同様にムラムラしたり敏感に性的に感じると言った催淫剤のような作用もありません。

服用に関しても「シアリスは食事の影響がない」「アルコールに左右されない」など通販サイトなどに散見されますが、どのED 治療薬においても影響の差は数%の違いでしかなく、もし影響がなかったとしても体調によって左右されているということの方が大きいです。ED治療薬は基本的に食事やアルコールの影響を受け、その効果が半減やほぼ効果が表れないということがあります。空腹時の服用がしっかりとした効果が得られることがわかっているため食事やアルコールを避けた時間の服用が最適です。食事の予定が止む無く入ってしまった場合は食前・食後2時間程度は開けていただく方がいいかもしれませんが、それでも効果が下がる可能性は大きいです。胃腸で食べ物が邪魔して有効成分が吸収されない状況になってしまったり、天ぷらや焼き肉などの油物が胃や腸をコーティングしてしまい有効成分が吸収されずらい状態になるためです。

アバナの副作用

既存のED治療薬と同様な副作用が発現するため、めまいや鼻づまり、頭痛、胸やけ、目の充血などのお酒に酔った時のような症状が出ますが、薬効が消失すれば自然とおさまりますので過度な心配は無用です。

アバナの購入

日本ではまだ承認がない為、インターネット通信販売や個人輸入代行業者を介しての購入、限られたED治療専門のクリニックや医療機関での処方などの入手の仕方になりますが、通販サイトなどで購入した中には偽造品が約6割も混入していたことが調査によってわかっています。偽造品での健康被害や思わぬ副作用を起こさない為にも、安心安全な専門クリニックや医療機関で受診し処方されることをお勧めします。

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