初めてのED治療でバイアグラを処方してもらったり、ED治療薬を使い慣れた方でも陰茎の硬さを重視する方はバイアグラを使われる方が大変多くいます。世界で初めての経口ED治療薬として世のED（勃起不全）で悩む男性に希望の光を与えたバイアグラは、その効果からも未だに根強い人気を誇っていることは間違いありません。そして、バイアグラの他にもED治療薬は続々と世に輩出され、三大ED治療薬と呼ばれるほどにそれぞれの効果によって男性のあらゆる悩みを改善に導いています。バイアグラの他にもレビトラやシアリスは、その有効成分によって即効性や長時間の作用をもたらし、バイアグラと同じように世界中で親しまれています。世界ではまだまだED治療薬の新薬に関して研究開発は行われており、またジェネリック医薬品についても開発が進んでいます。
今回は「アバナ（Avana）」についてです。

アバナとは

アバナはステンドラ（Stendra）のジェネリック医薬品に位置し、有効成分がアバナフィル（Avanafil）になります。アバナはインドのサンライズ・レメディーズ（Sunrise Remedies）社によって製造販売されており、先発薬のステンドラはバイアグラ（Viagra）、レビトラ（Levitra）、シアリス（Cialis）に続く第四のED治療薬と言われています。また、サンライズ・レメディーズ社は1995年に創業されたばかりの若い製薬会社にもかかわらず次々とED治療薬のジェネリック医薬品や、抗生物質や抗菌剤、抗アレルギー剤やビタミン剤などの医療用医薬品も取り扱っています。それに加えてサンライズ・レメディーズ社はWHO（世界保健機関）の定めるGMP（医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準）に則っている為、その品質の高さと安全性が高いことはうかがえます。

ステンドラとは

アメリカのヴィヴス（Vivus）社によって2012年に発売された最も新しいED治療薬で、その有効成分と効果から第4のED治療薬とも呼ばれています。有効成分はアバナフィル（Avanafil）で、ステンドラは50mg錠と100mg錠、200mg錠があり、用量だけで見たら高容量に思えますが有効成分がバイアグラなどとは異なることと、マイルドな硬さをもたらすことからも通常用いられる用量としては200mgが適当だとされます。

アバナの効果

上記の通りアバナはステンドラのジェネリック医薬品に位置しているため、有効成分のアバナフィルの効果を得られます。アバナフィルの特徴としては「超即効性」というところにあり、三大ED治療薬で有名なバイエル社が出した二番目のED治療薬レビトラ（Levitra）の有効成分バルデナフィル（Vardenafil）が今まで即効性をうたっていましたが、ステンドラやアバナの有効成分であるアバナフィルは個人差もありますが服用から約15分ほどで効果が発現するという今までにない速さをもたらします。持続時間においても約6時間～8時間とレビトラとほぼほぼ同等な効果から、「レビトラの改良版ED治療薬」とも喩えられます。これには、2018年10月現在でレビトラの供給が安定していないというところからステンドラに乗り換えている方が増えているというところに起因しています。

アバナの服用・飲み方

飲み方においては他のED治療薬などと同様に、水かぬるま湯で空腹時に服用します。どのED治療薬においても食事の影響を受けるため食事は避けることが肝心です。どうしても食事を挟まなければならなくなったら食前・食後の約2時間は時間を空けてから服用することである程度効果は得られる可能性はありますが、基本的に空腹時の服用と比べると食事を挟んだ時の効果は半減かそれ以下になる可能性が考えられます。

アバナの副作用

アバナは一般的にほてりや鼻づまり、頭痛、動悸など他のED治療薬と同じような副作用の報告があります。いずれも重篤なものではない為、過度な心配は無用ですし効果が切れるのと同じく副作用においても自然とおさまるため安心して大丈夫です。また、ほてりなどを効果の表れだと捉えるとうまくED治療薬と付き合えるかもしれません。

アバナを服用できない方

狭心症や心不全、不整脈をお持ちの方、心疾患などで心臓手術を6ヶ月以内にされた方、医師の管理がなされていない血圧に異常が認められている方、鎖状赤血球貧血、多発性骨髄腫、白血病などの血液細胞に疾患などの問題をお持ちの方、網膜色素変性症の方、肝機能障害をお持ちの方、腎機能障害や腎臓透析を行っている方、硝酸剤を服用している方、経口抗真菌薬、HIVプロテアーゼ阻害剤、特定の抗生物質、α遮断薬、高血圧薬、他のED治療薬との併用はできません。また、他にも禁忌とされる事項や注意しなければならない疾患や薬剤の飲み合わせがあるため必ず医師の診察を受けることをお勧めします。

アバナの購入

インターネット通信販売や個人輸入代行業者を介して個人の判断で購入して服用した際には、上記の通り禁忌とされる事項や基礎疾患の可能性から副作用が強く出てしまったり、偽造品の混入による健康被害を受ける可能性が考えられます。手軽にできるからと個人の判断によってネット通販を利用してED治療薬を服用することは危険でお勧めできません。ED治療専門のクリニックや医療機関であれば医師の診察があり相談できるため一度手間だと思っても受診し、処方された治療薬を服用されることをお勧めします。