バイアグラのジェネリックは安心？

バイアグラ・ジェネリックとは？

ジェネリック医薬品とは、簡単に説明すると、オリジナルの純正品と同じ効果（有効成分）を持った後発医薬品のことです。

医薬品には、新薬から開発された先発医薬品と、特許切れの後に他のメーカーが後発的に開発したジェネリック医薬品があります。先発医薬品と比べてジェネリックは、開発費用を抑えて生産することができるため、安価に購入することが可能。

近年、膨らみ続ける医療費の圧縮を目指すため、厚生労働省では「平成24年度までにこのジェネリック医薬品の流通量を30%以上にする」という目標を掲げているようです。（※厚生労働省ホームページ「後発医薬品（ジェネリック医薬品）の使用促進について」参照）

バイアグラのジェネリック医薬品は、まだ日本で認可されていません。今年の夏ごろには厚生労働省の正式な認可を受け、市場に流通するものかと思われます。

バイアグラ・ジェネリックは、日本国内ではまだ認証されていません。そのため仮に日本で入手した物があれば、それは海外製のものとなります。

近年インターネットを使った個人輸入で、海外製バイアグラ・ジェネリックを医師の処方無しで購入して、個人の判断だけで使用する人が増えてきており、厚生労働省が注意喚起を促しています。

日本国内でバイアグラ・ジェネリックを販売したら、未承認医薬品のため違法になります。

しかし、個人輸入代行のようなサイトは海外で運営されている事が多く、日本の法律が適用されません。輸入規制に関しても、個人の利用目的ならば決められた限度内の数量に限り、輸入が認められています。

そういった背景が、危険な個人輸入によるバイアグラ・ジェネリックの流通を許しているのです。

インターネット上の個人輸入サイトには、海外製のバイアグラ・ジェネリックがたくさん売られています。安価で、通院しなくても手に入れられることから利用ユーザーは増えていますが、大変危険な行為です。

また、個人輸入で流通しているED治療薬の約6割以上が有効成分を全く含んでいない偽物だといわれています。それらには、安全性が確認できない不純物が混じっていることもあり、服用すると健康被害を招く危険性があるのです。

万が一個人輸入や知人などから貰った物があるのでしたら、一度正規のクリニックにそのお薬を携帯して、相談をしてみるといいでしょう。

個人輸入が危険だということを知らずに、海外からバイアグラ・ジェネリックを購入してしまった人もいると思います。その場合は、購入したお薬を使用せずに、ED治療専門のクリニックに来院して、医師に相談をしましょう。

購入した物を持参して医師に見せれば、適切な判断で指導を行ってくれます。