ED危険度を10項目で判定!
精神的なストレスや肥満がEDを招く恐れがあります。
EDは、自律神経の乱れや血管系の障害によって引き起こされる病気です。そのため、精神的苦痛を伴うストレスや、内臓脂肪による動脈硬化を招く肥満が、EDの引き金となるものと考えられています。
以下では、EDになる危険性が高い日常の傾向を、「ED危険度チェック」項目で記載しました。
これに該当する項目が1つでもあり、「最近硬さが足りない」「すぐ萎える」といった自覚症状があれば、ED傾向になるのかもしれません。その場合は、早めにクリニックを受診して、治療を施してあげましょう。
【ED危険度チェック10項目!】
運動不足である。週のうち1日も運動する時間を設けていない。
肥満である。肥満を表すBMI値が25以上である。
睡眠不足になることが多い。もしくは不規則な睡眠時間である。
タバコを吸っている。
アルコールをよく飲む。週3日以上飲んでいる。
性交で気持ちが満たされないと感じる。もしくは途中で我に返ることがある。
性欲があるけれど、勃起しないことがある。
以前と比べてなかなか勃起しなくなった。勃起するまでに時間が掛かる。
性交の失敗を怖く感じる。もしくは性交時に勃起しなくてはいけないことに焦りを覚える。
ペニスの硬さで分かる!EDセルフチェック
EDの傾向を、ペニスの硬さから自分で判断できる評価基準があります。
それは、日本版EHSと呼ばれる評価シートで、米国で開発されたEHSセルフチェックツールを日本版に改良したものです。この日本版EHSは、0~4までの5段階のグレードで評価され、数値が低いとEDの傾向が強いと評価できます。
【日本版EHS評価シート】
:陰茎は大きくなるが、硬くはない。
:陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない。
:陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない。
:陰茎は完全に硬く、硬直している。
硬さを食べ物で表すと・・・
日本版EHSのグレードを食べ物の硬さで言い表すと、グレード1がこんにゃくだそうです。ペニスが膨張するけど、しっかりと挿入できるような硬さが感じられないED傾向が強い段階だといえます。
グレード2になるとみかん、グレード3でグレープフルーツ、グレード4でりんごだといわれています。(※詳しくはファイザー製薬のED-info.net「相談前のセルフチェック」をご覧ください。)
挿入できる硬さがあるのはグレード3からですので、このイメージだとグレープフルーツ程度の硬さが、性交をするには必要だといえます。
メタボリックシンドロームとEDの関係性について
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満と呼ばれる症状です。この症状は、その名の通り内臓周辺にびっしりと中性脂肪が蓄積している様を表しています。
メタボがなぜEDと関係があるのかというと、それは内臓に溜まった中性脂肪が血管にダメージを与えてしまい、動脈硬化を引き起こす恐れがあるからです。
動脈硬化は、いわば内部に油汚れのゴミが詰まったゴムホースのようなもの。油が血管の内側にこびりついて堆積していき、血液の流れが悪くなるのです。
特に海綿体に集まる「陰茎動脈」は、通常の動脈よりも細いため、その分硬化しやすい傾向があります。
メタボでEHSグレード4以外に該当する人は、もしかするとそのケースなのかもしれません。